1200hの広大な田園風景を望む
田園散居集落景観
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Album No.1
春・冠水のころ
Album No.2
夏・新緑のころ
Album No.3
冬・水墨画のころ
散居集落景観について
飯豊町旧豊原地区(今の萩生地区と中地区)に1,200ヘクタールにわたって広がる田園散居集落景観。集落を囲んでこんもりと繁る屋敷林(やしきばやし)は冬期間にまともに受ける北西の風から家屋を守るための生活の知恵です。この景観は西側に落葉しない針葉樹を配し南側には葉が落ちる落葉樹を植えることによって冬温かく夏涼しいいわばエコ住宅の原型なのです。
この屋敷林は時に「影切り」と称して枝を切り落とし燃料として使用したり秋に収穫される稲束をかける「稲掛け」として利用するなど農村生活の知恵として多用に利用されてきました。これが現在に受け継がれ今日の美しい景観を形成してきました。
平成5年「第1回日本の美しい村景観コンテスト」で最高賞である「農林水産大臣賞」を受賞。私たちが誇れるそして後世に残しておきたい財産をぜひご覧ください。
展望台について
散居集落展望台は広角的に望むことができる「ホトケヤマ展望台」と一般車で「どんでん平ゆり園」内の敷地から登ることができる「ゆり園展望台」の2箇所があります。「ホトケヤマ展望台」は専用駐車場を完備しており歩いて10分程度で置賜を一望することができます。
また「ゆり園展望台」は自家用車で展望台近くの待避所(駐車可能)まで直接乗り付けることが可能ですので気軽に散居集落を観てみたい方に特におすすめの展望台です。
※「ゆり園展望台」は「どんでん平ゆり園」敷地内に乗り入れする必要がありますので「どんでん平ゆり園」有料開園期間中(6月第2土曜日〜7月第3日曜日まで)はゆり園事務所まで一言お声がけをお願いいたします。
※「ホトケヤマ展望台」は10分程度の徒歩移動(専用登山道)が必要ですので足の不自由な方や体力に自信がない方は「ゆり園展望台」をおすすめします。
見頃について
【春・湖に浮かぶ小島】6月上旬
白川湖の水没林が見頃を終えた5月下旬ころ平場の田園では本格的な田植えが始まります。湖に浮かぶ小島が田園に逆さ絵のように映り込む画はなんとも幻想的な風景です。朝焼けが特におすすめ。
【夏・真っ青な絨毯】7月下旬
稲も青々としてきた頃の7月〜8月上旬。真緑の絨毯が1200hという広大な田園を最も感じさせてくれる時期でもあります。
【秋・風にそよぐ稲穂】9月上旬
収穫を目前にした稲穂がたなびく時期。ほんのり香る秋のにおい。スタッフ一押しの時期が秋の田園散居集落景観です。
【冬・水墨画のように】2月上旬
最も世に出回らない画が冬の散居集落景観。白と黒のモノクロームがまるで水墨画の絵のよう。この力強さは観たものを圧倒し厳しい冬を幾度も乗り越えてきた飯豊人と重なり合います。
※冬期間(11月〜3月まで)は車の乗り入れはできません。